そんな表情までが愛しい君






そんな表情までが愛しい君




戦闘が無事に終了した所で、不意に横に居たリタが辛そうに咳き込んだ。
「大丈夫?リタっち」
声を掛けると、彼女が小さく頷く。
…声を出さない所からして、喉を痛めたのだろうなと推測した。確かに彼女は先程の戦闘で、かなりの量の詠唱を重ねていた。

「喉、平気?」

問い掛けるとリタが驚いた顔で此方を見る。どうやら喉を痛めたで確定の様だ。彼女はどうして気付いたのという顔をしている。

「だってリタっちの事好き何だもん」

好きな子の体調位は気遣ってないと。
あどけなく笑うとリタが少しだけ頬を赤く染めて俯いた。


「…ばか」

擦り切れた声で微かに彼女が呟く。
そんな彼女にお茶の入ったコップを渡してやった。温めのお茶が入っている為、痛んだ喉を癒やすぐらいには丁度良いだろう。
彼女は何も言わずに水筒を受け取ってお茶を飲み干した。


「まだ居る?」
「もう平気よ」

まだちょっとだけ掠れた声でリタが呟く。彼女は無理矢理コップを押し付けてきた。

「また何か合ったら言ってちょーだい」
「……気が向いたらね」

彼女が前を歩き出す。
隣に並んで頭を撫でると、彼女がむっとした顔で此方を見上げた。




(そんな表情までが愛しい)





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来栖様から相互記念にいただきました、レイリタ小説です…!
リタの体調変化をいち早く察知してるレイヴン、素敵すぎます(悶
「だってリタっちのこと好きなんだもん」、というレイヴンの台詞にずっと悶えてました。
レイヴンはリタのこと大好きだよね!大好きだよね!うへへ!←
リタの照れる姿も可愛すぎます…!

来栖様素敵なレイリタ小説をありがとうございました!
来栖様のサイトには携帯の方もbkmから飛べます。
私のもの(自慢)なので他の方は絶対持ち帰っちゃだめですよ…!









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